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インフルエンザ予防接種後に飲酒をしたり、運動したり、お風呂に入っても大丈夫?

インフルエンザ予防接種後に飲酒をしたり、運動したり、お風呂に入っても大丈夫?

インフルエンザの予防接種をした当日は、飲み会などで飲酒をしたり、スポーツなどの運動や筋トレをしたり、入浴(お風呂)は避けた方がいいと言われたことがありませんか?
私もそれを信じていたので、今日注射をしてくれた医者に、「今日、お風呂に入るのはやめた方がいいですか?」と聞いたら、「いや、入ってもいいですよ」とのこと。

なので、本当にそうなのか、その根拠は何なのかを調べてみたので、参考にしてください。 ついでに接種に伴う副作用についても調べてみました。
結論は、
一定の条件のもとであれば、飲酒も運動も入浴も大丈夫です。

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入浴(お風呂)は大丈夫?

調べたところ、「当日の入浴は問題なし」、「長時間の入浴は体力を消耗するので控えましょう」、「入浴は1時間以上後であれば問題なし」、「入浴中は、注射した部位を強くこすらないように注意してください」、「発熱した場合は避けてください」などなどありますが、絶対にダメということではなさそう。

では、厚生労働省は何と言っているか?

昔は、「注射をした当日はお風呂に入るのを控えるように」と言われていましたが、今は、厚生労働省のサイトにも「予防接種後の入浴は差し支えありません」と書かれています。
では、昔は禁止されていたのに、なぜ今は入浴しても大丈夫になったのでしょうか?

それは、
昔は、入浴と言えば銭湯(大衆浴場)。
現在のように各家庭でお風呂があるのが珍しかったので、銭湯に行くのが普通だったんですね。
銭湯は不特定多数の人が一緒に入ることと、衛生管理が整っていなかったので、注射を打った傷から「雑菌」が入る危険性が高かったことから、「注射をしたら風呂に入るな」ということだったようです。
今の日本では、お風呂の衛生環境が整っているので、そうした感染の心配はないことから、当日の入浴の制限が無くなったということらしいです。
要は注射の傷口から雑菌が入らないようにすればいいということですね。

【「入浴は接種後1時間以上後であれば問題なし」の根拠】
厚生労働省の「予防接種ガイドライン」に、即時型アレルギーが予想される注射後1時間を経過すれば、入浴は差し支えないと考えられる」と書かれていますので、1時間の根拠は、注射によるアレルギー反応が出るとすると1時間以内ということのようです。

【入浴時の注意点】
・注射を打った部位をこすらない。
・体力を消耗しやすい長湯や熱いお湯のお風呂には入らない。
・発疹、発熱などの副反応がある場合は入らない。
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予防接種後に、飲酒や激しい運動をしても大丈夫?

調べると、
「過度な飲酒をしなければ問題なし」とあったり、「ワクチン接種後24時間以内は飲酒や激しい運動は控えましょう」、「接種当日はいつも通りの生活をし、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう」とあったりします。

飲まないに越したことはありませんが、飲み会など、どうしても飲酒は避けられないこともあると思います。そんな時は、適度な飲酒であれば大丈夫そうです。
ただし、ワクチンによる副作用(副反応)が出た場合は止めましょう。

運動も、激しいものでなければいいようですが、どうしても必要な運動でなければ、1日くらいお休みしてもいいでしょう。

大量の飲酒は肝臓に負担を与え、体調不良により免疫が低下します。そうなるとワクチンを打ってもインフルエンザに対抗する抗体を産生する能力が低下しワクチンの効果が減弱してしまうことが考えられます」

激しい運動や過度な飲酒というものは体調不良に陥りやすく、息苦しいとか動悸が激しい、嘔吐や意識を失うといった症状が出ることもあります。
その場合、運動・飲酒によるものなのか、予防接種による重篤な副反応(副作用)なのかの区別がつきにくくなるため、運動・飲酒を控えるよう言われるというわけです。

副反応:ワクチン接種を受けた際、病気の免疫ができる以外に、身体に現れる反応のことをいいます。

予防接種には副反応はありますか?

身体に現れる確率は低いですが、副反応はあります。
一般的な副反応としては、微熱や接種局所の発赤・腫脹・疼痛などです。いずれも一時的なもので、2~3日で回復するといわれています。
しかし、高熱やけいれんなど、異常な症状が現れた場合や、症状が治まらない場合には、速やかにかかりつけ医に連絡し、診察を受けるようにしましょう

 

接種直後は注射した部位を揉まないようにと言われますが、なぜ?

以前は接種後に接種した場所を揉んでいましたが、ワクチンの効果に差が無いこと、強く揉むと皮下出血がおこることから、近年はあまり推奨されていません。

インフルエンザ(皮下接種)については揉む必要はありません
皮下接種の場合、皮下より緩徐に吸収されることを目的としていますので強くもんでしまいますと急速に周囲に拡散してしまい目的に反してしまいます。
この揉むという行為が刷り込まれているのはおそらく昔、よく実施されていた抗生剤や解熱剤の筋肉注射のイメージが強く残っているためと思います。

【厚生労働省インフルエンザ予防接種ガイドライン】
予防接種を受けた後の一般的注意事項
(1)  予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医療機関)とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。
(2)  インフルエンザワクチンの副反応の多くは24時間以内に出現しますので、特にこの間は体調に注意しましょう。
(3)  入浴は差し支えありませんが、注射した部位を強くこすることはやめましょう。
(4)  接種当日はいつも通りの生活をしてもかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。

 

まとめ

入浴については、注射の傷に雑菌が入らないようにすれば大丈夫。
運動は、激しいものでなければ大丈夫。
飲酒も適量であれば大丈夫。
ただし、
接種による副反応が出たり、体調がすぐれないときは控えましょう。

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