最近よく聞く「水素水」って、どんなものなんでしょうか?
水素水の「驚くべき効果!」とか「アンチエイジングに効果!」、「ダイエット効果も!」とかの宣伝文句ですが、市販の水素水には大して効果がないとも聞くので本当はどうなのか興味があります。
濃度にもよるらしいのですが、その効果は嘘なのか本当なのか、気になるので調べてみました。
[ad#co-1]
★水素水とは?
水素水は、「水素を水に溶かしたもの」です(笑)
そんなのわかってるよ!?
炭酸水は、「二酸化炭素を水に溶かしたもの」
と一緒ですね。
要は、その「水素」がなぜ体にいいのかという話です。
★水素水がなぜ体にいいと言われるのか?
簡単に言うと、「活性酸素を除去してくれるから」
ではなぜ活性酸素が体に悪いのか?
それは、
体を酸化させるから。
酸化は「さび」と一緒です。
細胞を酸化させたり、DNAを傷つけたりと悪さをして、ガンの原因にもなると言われています。
「じゃあ、活性酸素ができないようにすればいいじゃないか」
それが無理なんです。
体の細胞にはミトコンドリア君がいて、脂肪や糖をエネルギーに変えてくれるいいやつなのですが、そのエネルギーを作るときに活性酸素も同時に作ってしまうのでですね。
なので、避けようがない。
「このにっくき活性酸素をやっつけるものがあれば」
ということで登場したのが、
抗酸化作用があるという「水素水」というわけです。
水素水以外にも、抗酸化作用があるのは、
ポリフェノール、コエンザイムQ10など。
聞いたことがあると思います。
水素水がいいのは、悪玉の活性酸素にたいする抗酸化作用があるからだとか。
活性酸素に、悪玉と善玉があるとは。
活性酸素には、ヒドロキシラジカル、一重項酸素、過酸化水素、スーパーオキシドの4種類があって、この中で悪玉と言われるのが、ヒドロキシラジカル。
こいつは、ワルなやつで、
老化、癌、リウマチなどいろいろな病気を引き起こし、糖質、タンパク質、脂質、DNAなどと反応し易いので、動脈硬化の原因にもなるらしいのです。
[ad#co-2]
★水素水の効果って本当にあるの?
そんなにいい水素水なら、爆発的に売れても納得ですが、
どうも、その効果が疑わしい部分もあるようです。
いくつかの大学の研究では、水素水が体にいい効果を示すとか、病気がよくなったという報告がされているようですが、 医学的に正式な形での効果はまだ認められてはいない状況のようです。
実際、水素水の効果に対しては懐疑的・否定的なものが多いみたいですね。
活性酸素を除去したいなら、水素水でなくても、抗酸化作用の効果が認められている緑茶やハーブティーを飲めばいいしかな?ともと思いますが、どうなんでしょう?
疑われる理由として、
水素水の販売業者が、信頼できるデータも無しに、病気治癒を謳ったりしているということもあるようです。
水素水の効果について今のところ分かっていることは、
水素が抗酸化作用を持つことはわかっていても、それが、体内でどう作用するかについては、医学的に明確に解明されてはいないということ。
要は、水素水の効果はまだハッキリしていないということですね。
なのに、なぜこんなにブームになっているのか?
販売業者による宣伝効果?なんでしょうかねぇ。
昔から「水」商売は売れ(儲かる)ますから。
ただの水を、はい「水素水です」と渡されても、
本当に水素が入っているかどうか確かめようがないわけで、
そこに目を付けて売る悪徳業者もいるかもしれません。
巷では、水素水ぺットボトルやウォーターサーバー、水素水を作る浄水器も売られてますね。
ペットボトルですが、
仮に水素が入っていたとしても、非常に小さい原子である水素はペットボトルの容器から容易に漏れ出すとも聞きます。
買った時には水素がほとんど入っていないこともあるということか?
医学的に解明されていないとしたら、
販売業者の言う「効果」は、どう考えたらいいのでしょうかねえ?
「効果があった!」という人も、「全然効果なし」という人もいるようで、
信じる者こそ救われる?(笑)
それにしても、
「水素が入っているというだけで、なんでそんなに高いの?」と思ってしまいますね。
★まとめ
水素が活性酸素を除去することはあっても、人体に効果があるのかどうか、まだ医学的・科学的に証明されていない状況のようですので、効果があると信じる人は飲まれるといいと思いますが、変な業者に騙されるようなことにならないようにしてください。
[ad#co-3]
コメント投稿欄