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人工内耳の手術ってどうやるの? 費用と病院は?

人工内耳の手術ってどうやるの? 費用と病院は?
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世界中で感動を呼んでいる1本の動画があります。

生まれつき聴覚に障害のある女性が、
人工内耳を装着する手術を受けて、
初めて人の声を聞いた時の映像です。

 

女性の名は、ジョアンナ・ミルンさん。
彼女は、アッシャー症候群という遺伝性難聴のために、
生まれつき耳が聞こえなかった貯め、人工内耳を付ける手術を受けたそうです。

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結果は……

 

 

 

人工内耳の仕組みは?

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難聴の原因の一つに、内耳(蝸牛)の有毛細胞の損傷がありますが、
人工内耳は、この壊れた有毛細胞の代わりに音を超神経に伝達するものです。

仕組みはこうです↓

①耳にかける形の対外装置(サウンドプロセッサ)が音を拾って、その音をデジタル信号に変換します。
②その信号を頭の外側のコイルを通じてインプラントに送ります。
③信号を受け取ったインプラントが電気インパルスに変換して、内耳(蝸牛)に入れられた電極に送ります。
④電極が蝸牛の超神経を刺激することによって、この刺激が音として認識されます。

 

どのくらい聞こえるようになるの?

その効果が気になりますが、実際に装着した人の感想では、
補聴器に比べて、理解度が10%から80%に向上したという例もあるとのこと。

具体的には、
・聞こえなかった音が聞こえる。
・電話で話ができるようになった。
・音楽も聴けるようになった。

など、かなりの効果があるようです。

ただ、個人差があって、

聞こえなかった期間、南朝の程度、蝸牛の状態等によって、
その聞こえ方は変わってくるようです。

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人工内耳のデメリット

メリットは、聞こえの良さで、補聴器より聞こえやすく、音も的確に伝わるようになりますが、
デメリットもあります。

それは、

・手術が必要。
・費用が高い。

ということです。

 

どんな手術になるの?

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これは気になりますね。

まず、手術の要件として、適応年齢は1歳以上となっています。
人工内耳の適応基準は、
「原則として、純音聴力が小児については両側とも100dB以上、成人については90dB以上の高度難聴者で、
かつ補聴器の装用効果の少ないもの」としています。

手術は、耳の後ろを約5㎝切開して、内耳に埋め込む電極等を設置する手術となり、
全身麻酔で行われますので、痛みはほとんどありません。
手術時間は2~3時間程度です。 

術後は、翌日から普通に動けますが、
めまいが起こる場合は、数日間の安政が必要です。
入院期間は2~4週間くらいです。

手術後の傷ですが、
ほとんど目立たなくなりますので大丈夫です。

また、後遺症はほとんどありませんが、
まれに、ふらつきや顔面神経の麻痺等が出ることがありますが、
数か月で治ることがほとんどです。

 

手術費用は?

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これが一番気になりますが、

費用のことが気になってなかなか決断できないという方もおられると思いますが、
幸い、健康保険制度が適用されるので、個人負担はかなり抑えられています。

自己負担額は、手術の内容の違いや個人差もありますが、

5万~10万くらいです。

人工内耳手術には約300万~400万円の費用がかかりますが、
健康保険が適用されるのはありがたいですね。

ただし、人工内耳手術の健康保険適用は片側だけで、
両側に対しては、健康保険の適用はありません(2010年8月現在)ので、
片耳装用が一般的だそうです。

ただ、場合によっては、もう一方の耳についても、保険適用されることもあるようですので、
最初からあきらめずに、病院の先生と相談されるのがいいと思います。

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