お茶やコーヒーに含まれるカフェインが妊婦に影響があると言われているので、妊娠中の女性は気になるところです。
カフェインにどんな影響があるのか調べてみましたので、参考にされてください。
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カフェインと体への影響
カフェインは、アルカロイド(天然由来の有機化合物)で、興奮作用を持ち精神刺激薬のひとつ。覚醒作用と同時に、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用もあります。
副作用としては、不眠、めまいなどがありますが、急な減量や中止による症状として、頭痛、疲労感、気分の落ち込み、吐き気や筋肉痛が生じることがあります。
カフェインの取りすぎで死亡という事例もあるように、過剰な摂取は健康に害をおよぼすことが知られています。
カフェインの効果
カフェインの効能・効果
カフェインには、中枢神経系を興奮させる覚醒作用があることから、疲労回復、眠気の軽減、運動機能向上、知的作業能力の向上がありますが、利尿作用・血管拡張作用・胃酸分泌促進作用などから、心臓機能向上、持久力アップ、筋肉疲労への効果、また、脳卒中の危険性を減らす効果があるなど、身体への健康効果もあるとされています。
一方、デメリットとして
上にも挙げましたが、神経過敏、興奮、睡眠障害、顔面紅潮、嘔吐などの胃腸症状等の急性中毒症を起こすこともあるそうです。
また、血圧を上昇させるので、高血圧な人は注意した方がよいとも言われています。
持続時間は?
カフェインを摂取すると、大部分は小腸で吸収されますが、吸収速度は早く、摂取後約45分後には、ほぼ100%が吸収されるそうです。
カフェインなどの血中濃度が最高値の半分になる時間を「半減期」といいますが、健康な人だと、その半減期は4~6時間とされていますので、カフェインが持続する時間は4~6時間と考えられます。
なぜ妊娠中は控えた方がいいのか?
妊娠中はカルシウムの摂取は必要不可欠ですが、カフェインは、尿に排出されるカルシウムの量を増やすために、せっかくカルシウムを摂取しても、流れ出てしまうことと、鉄分の吸収の妨げにもなると言われています。
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また、赤ちゃんは代謝機能が未熟なために、カフェインがうまく排泄されずに体の中に残ってしまうそうです。
ただ、一日200mgくらいまでのカフェインは妊娠への影響はないと言われていますので、次の摂取量を参考にしてください。
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安全なカフェインの摂取量
健康な成人の安全な一日の摂取量は1日に5.7mg/kgだそうです。
ということは、体重別ではつぎのとおり。
体重40㎏→228㎎(ただし1回120㎎まで)
〃60㎏→342㎎(ただし1回180㎎まで)
〃80㎏→456㎎(ただし1回240㎎まで)
お茶に含まれるカフェイン含有量(100ml当たり)
煎茶 20㎎
ウーロン茶 20㎎
ほうじ茶 20㎎
抹茶 32㎎
玉露 160㎎
番茶 10㎎
玄米茶 10㎎
紅茶 30㎎
玉露は特に多いですね。
その他の飲料・食品のカフェイン含有量(100ml当たり)
コーヒー 60㎎
缶コーヒー 100~150㎎(ショート缶1本)
ココア 10㎎
コーラ 15㎎
ミルクチョコレート 25~36㎎ (100㎎当たり)
カカオチョコレート 68~120㎎(100㎎当たり)
エナジードリンク 22~142㎎
栄養ドリンク 30~50㎎(1本)
ノンカフェインの飲料・食品
であれば、ノンカフェインのものを飲んだりすればいいわけなので、
以下の飲料などを参考にしてみてください。
そば茶
ルイボスティー
ごぼう茶
黒豆茶
タンポポコーヒー
甜茶(てんちゃ)
杜仲茶(とちゅうちゃ)
どくだみ茶
なたまめ茶
麦茶
ゴーヤ茶
ハーブティー
ゆず茶
ローズヒップティー
など
市販のペットボトル飲料では、爽健美茶や十六茶などがカフェインゼロの飲み物です。
ノンカフェインのコーヒーはスタバにもありますよ。
無印良品でもノンカフェイン飲料が売られていますね。
結論
絶対にとってはダメということはなく、というか、いろんな食品・薬品に入っているので、ゼロは無理です。
適量を飲む分には妊婦への影響は少ないと言えます。
何事もほどほどが大事ということですね。
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