こむら返りを経験した人はわかると思いますが、
痛い!ですよね。
ふくらはぎがつる、あれです。
夜中、睡眠中に起こることも多いようです。
私もゴルフ中に2度経験しましたが、
フェアウエーの真ん中で寝転んで、しばらく動けませんでした。
後ろから来ている人たちにはどう見えていたんでしょうね(笑)
少なくとも数分は立ち上がれないほどです。
あの、どうしようもない時間、何とか短縮できないものでしょうか?
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★こむら返りの原因
こむら返りは、筋肉の異常収縮の状態。
ではなぜ、そんな状態になるのでしょう?
筋肉が収縮するときに、電解質である細胞内のカリウムイオンが細胞外に移動し、血液中のナトリウムイオンが細胞内に移動するのですが、
スポーツなどで大量の汗をかいた時にこの電解質のバランスが崩れて、筋肉の以上収縮が起こるというわけです。
汗による電解質のアンバランス以外でも、
筋肉疲労や運動不足、水分・栄養不足によって起こるといわれています。
ナトリウム、カリウム以外のミネラル不足としては、
筋肉の働きと大きな関係があるカルシウム、マグネシウム、タウリン不足も原因の一つです。
その他、
神経伝達に不可欠なビタミンB1も大事な要素です。
こむら返りの多くは一過性ですが、
頻繁に起こる場合は、その他の病気の可能性があるようですので、
一度病院で診察を受けた方がいいと思います。
例えば、
糖尿病、肝硬変、腎不全、動脈硬化、椎間板ヘルニア、甲状腺異常などの疾病や、
薬(降圧剤、ホルモン剤、抗高脂血症剤など)による副作用
その他、冷えによる血行不良や妊娠中にも多頻度で起こることがあるようです。
★こむら返りの予防
こむら返り。ならないに越したことはありません。
こむら返り(足がつる)現象は、一度くせになると何度も起きて繰り返すことがあるようですから、日頃から予防策をとっておくことです
では、その予防策とは?
・ストレッチやマッサージ
ふくらはぎを軽く揉んだりマッサージして、蓄積された筋肉の疲れを解消させると同時に、ストレッチを行います。
・足の筋肉量を増やす
筋肉量を増やすと、こむら返りになり難いと言われているので、スクワット運動などで、筋肉を鍛えます。
やり過ぎは筋肉疲労になるので、ほどほどに(笑)
・食生活を見直す
栄養やミネラルバランスに注意して、特にミネラル不足とならないような食事を摂りましょう。
特に、カルシウムやマグネシウムは積極的に摂り入れましょう。
カルシウムは魚や乳製品に多く含まれて、マグネシウムはナッツ類や大豆製品、その他海藻類に多く含まれています。
サプリメントから摂るのもいいでしょう。
これから運動(スポーツ)だ。というときは、
ストレッチ、ウォーミングアップを忘れずに。
運動中はミネラルバランスが崩れないように、電解質を含んだスポーツドリンクを飲むようにしましょう。
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★こむら返りの治し方
こむら返りになってしまったら?
痛みが治まるまで我慢しましょう・・・では、役に立ちませんね(笑)
【こむら返りの対処方法】
実は、単に「脚を伸ばせばいい」・・・というものではありません。
こむら返りになったときは、ふくらはぎの腓腹筋が異常に収縮している状態ですから、この腓腹筋を伸ばすことが、その対処方法です。
ここを伸ばすには、つま先を手前に引いて、ふくらはぎをストレッチ(アキレス腱を伸ばす感じで)します。10秒ほどそのまま保持。
そして、ゆっくり元に戻して、これを痛みが取れるまで繰り返します。
あくまでもゆっくりやってください。無理に強く伸ばすと肉離れを起こすことがあるので要注意。
つま先に手が届かないときは、タオルなどを足先にひっかけて、伸ばします。
とはいえ、
あの激痛の状態では、そのストレッチさえ難しい。
しかし、
痛いけど、やるしかない。のです。
近くに人がいる場合は、
足の裏からぐいぐいと押してもらいます。
即効性のある漢方薬があるようですが、
副作用が出る人もいるようなので、紹介は控えます。
★まとめ
中高年の約5割はこむら返りを経験しているそうです。
ということは、あとの半分は経験したことない? 意外です。
あの痛さは経験してみないとわかりません。
そうならないためにも、上にあげた予防法をやってみて、
それでもなったら、なにかの病気かもしれないので、病院に行ってください。
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