さて前回では、高圧酸素療法の概略をお伝えしましたので、
今回は、カプセルに入っている間のことと、治療効果について書いてみたいと思います。
治療の第一回目は、どうなるのかよくわからなかったので、正直、不安でした・・・
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高圧酸素療法の第一回目(加圧)
どちらかと言えば、閉所恐怖症ぎみなので、
カプセルの扉を締められたときは、
軽いパニック!
自力で出ようと思っても出られないというのは、
考えれば怖い話。
幸い透明で外が見えることと、担当者がやさしいので、
安心して任せられました。
いろいろ不安なことは考えないほうがいいですね。
1時間半も入っていないといけないので。
扉が閉められた途端に無音になるので、
耳が少し変な感じ。
これから約15分かけて圧をかけていくわけですが、
最初の5分が一番耳に負担がかかるようで、
ここで耳抜きができないとつらいです。
「なにかあったら、すぐに教えてください」
と言われていたので、
耳抜きができないときは、すぐに言った方がいいです。
というのも、
私はここで少し我慢してしまったので、
治療後の担当医のチェックの時に、
「少し耳の奥が赤くなってますね」
と言われてしまいました。
耳が痛くなったり、耳抜きができないときは、
我慢してはいけません。
圧が上がり続けている間、
何度も唾を飲み込まないと耳が抜けないので、
少し大変でした。
この時は初めてだったので、
まだ耳抜きの要領がつかめていなかった。
担当者が途中何度か、
「大丈夫ですか?」と声をかけてくれるので、
正直に答えましょう(笑)
15分後、
漸く、目的の圧に達します。
ホッと一息。
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高圧酸素療法の第一回目(治療中~減圧)
一定の圧に達したら、
そのまま60分、ひたすら待つだけ。
テレビを見る(音も聞こえる)しかない。
「いま、大地震が起きたら」
とか
「担当者が倒れたら」
とか
「機械が壊れて、圧が急上昇したら」
とか、
考えてはいけません(笑)
酸素100%の中にいるという実感はないし、
(空気中酸素濃度約20%)
水中10mの気圧も感じるわけではない。
耳の聞こえが少し良くなったように感じたが、
多分、気のせい。
カプセルの中の音の伝わり方が違うせいだろう。
この60分が長く感じる。
漸く60分が経過。
「では、これから減圧に入ります」
という嬉しい言葉。
とはいえ、
耳抜きの要領は加圧の時と同じでいいのか?
結果、加圧の時より楽に耳抜きが出来ました。
唾を飲み込むだけで、割と簡単にスコンと抜けます。
治療がもうすぐ終わる。
ということで、気持ちは楽に。
無事に減圧終了。
カプセルの扉が開けられたときは、
海底から生還したような気分(大袈裟か)
心電図のワイヤーを外し、ベッドから起き上がるのですが、
検査着は羽織ってあるだけなので、要注意。
なにしろ、下は素っ裸ですからねェ。
治療終了後の検査
高圧酸素治療が終わったら、
処置室で着替えをして、担当医のいる耳鼻科に向かいます。
耳鼻科では、
高圧酸素治療が耳に影響していないかのチェックがあります。
ベッドに寝かされ、
左右の耳の中を覗かれ、影響の有無を見るのですが、
先生から、
「ちょっと赤くなってますね」
「痛くなかったですか?」
と聞かれたので、[ad#co-1]
「加圧中に耳抜きがうまくできなくて、ちょっと痛かったです」
と言うと、
「やっぱりね。次から、痛いときはすぐに言ってください」
と言われてしまった。
耳の聞こえは、
治療後もあまり変化なし。
まだ一回ですから、焦らず続けます。
次回は、高圧酸素治療の続きと神経節ブロック注射の治療結果などを・・・
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